餃子をたくさん作り、冷凍しておくと、忙しい時にも焼けばすぐ食べられるので便利ですよね。
ただ一体いつまで持つのだろう、と心配になるものです。
保存期間は、どれくらいなのかご存じでしょうか。
色々と調べてみたところ、1ヵ月程度というのが基本でした。
では保存の仕方やどんなことに気をつければいいのかなど、調べたことをシェアしたいと思います。
餃子を冷凍した時の保存期間
手作り餃子を保存する際、冷蔵庫では1日も持たないくらいで水分が出てきてしまいます。
ですが、冷凍すると1ヵ月程度は保存することができます。
ただ、保存の仕方によっては冷凍焼け(フリーズドライ現象)を起こし、1ヵ月も持たなくなります。
これは、保存中に餃子から水分が抜けて、そこに空気が入り込んで油脂が酸化することで起こります。
腐る訳ではないので食べても問題はありませんが、色が変わる、パサパサする、風味が落ちる、食感が悪くなる、などということが起こり、美味しくなくなってしまいます。
冷凍庫の開閉回数が多いと、冷凍していても開ける度に少し溶け、それがまた凍る、を繰り返します。
そうすると、空気が入り込み、酸化する、ということになり、冷凍焼けを起こしてしまいます。
そのためなるべく早めに食べた方が、おいしくいただけるでしょう。
餃子を冷凍する時・調理する時に気をつけること
①厚めの皮を使う
餡の水分が出にくくなるので、焼く時にパリッと焼くことができます。
②お肉を多めに入れる
野菜が多いとどうしても水分が出てしまいますので、お肉が多めの方がパリッと仕上がります。
③餡作りの仕上げに片栗粉を入れる
片栗粉を入れておくと、水分が出るのを防ぐことができます。
冷凍する場合は、片栗粉を入れるとよいでしょう。
④焼かずに冷凍する
手作り餃子はもちろん焼いてからも保存できます。
ですが、作った時にすぐに冷凍した餃子は、焼いて食べる際、冷凍とは思えない仕上がりになります。
⑤打ち粉をする
片栗粉や小麦粉で打ち粉をし、金属パット等にくっつかないように離して並べ、冷凍します。
打ち粉の一手間を省くと、餃子同士がくっついてしまったり、金属パット等にくっついてしまったりし
ます。
⑥急速冷凍する
餡から出る水分を最小限にするためには、なるべく早く冷凍するに越したことはありません。
プラスチックの容器や陶器のお皿よりは、アルミや金属パットの方が熱伝導がよくて急速冷凍ができます。
アルミや金属のパットがなければ、アルミホイルをお皿にしくと同じような効果があります。
⑦冷凍してから密封できるものに入れる
中まできちんと冷凍できたら、ジップロックやタッパー等に入れます。
なるべく空気に触れないように保存するのが、冷凍焼けを防ぐポイントです。
打ち粉をした際についた、片栗粉や小麦粉はついたまま保存し、そのまま焼くと、パリッとした羽付き餃子になります。
⑧解凍せずに調理する
冷凍餃子は解凍せず、冷凍のまま調理します。
解凍すると、作りたての時とは異なり、餡の水分が出るのですぐに破れてしまいます。
皮が破れると、調理の際にはうま味が逃げてしまうので要注意です。
また餡は傷みやすいので、解凍しない方が安全です。
まとめ
餃子を作る時に、たくさん作っておくと、焼くだけではなく、揚げ餃子、水餃子などにすることができ、忙しい日には便利です。
時間に余裕のある休日などに大量に作り、打ち粉や密封などの冷凍のポイントを押さえて上手に冷凍保存しておきましょう。
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