タラの芽は「山菜の王様」と呼ばれ、人気の高い山菜です。山菜の中でも苦味が少なめで香り豊かなうえ、新鮮であればあく抜きをせずに食べられるのも人気の理由です。しかし、タラの芽を採りに行くときには「タラの芽もどき」に要注意です!タラの芽に似てるそっくりな山菜があります。この「タラの芽もどき」について見分け方や触った時の対策など調べたことシェアします。
タラの芽もどきとタラの芽の見分け方
「タラの芽もどき」は山菜の王様のタラの芽によく似た「ウルシの新芽」です。ウルシの新芽は、山菜採りのベテランでも間違えてしまうぐらい激似なのです。
見分けるポイントとして、タラの芽は全体が緑ですが、ウルシの新芽は新芽部分が赤っぽくなっています。山菜採りに行った場合、タラの芽を見つけた時は芽の部分の色に注目してください。少しでも「赤い」と思ったら、触る、採る、食べるをやめましょう!
また木にも注意をしてください。タラの木にはトゲがたくさん付いていますが、ウルシの木はトゲが無いです。タラの芽やウルシの新芽を見つけた場合、近くの木にも注意して確認しましょう。トゲがあるタラの木があれば食べても安心です。
「タラの芽もどき」を食べるとどうなる?
タラの芽もどき(ウルシの新芽)に注意が必要なのは、樹液です。ウルシの樹液が肌に触れるとかぶれてしまいます。肌の弱い人は触れなくても近寄るだけでかぶれることがあります。蕁麻疹のようになり、完治するまで2週間程かかる場合もあります。そのため、食べるなんて絶対にダメです。
タラの芽に毒があると思われている方が多いのですが、タラの芽がウルシの新芽に似ていることからタラの芽に毒があると思われてしまったのです。
タラの芽もどきに触れてかぶれてしまったら
タラの芽もどきはウルシなので、樹液に触るとだいたいの人がかぶれます。皮膚が赤くなり、腫れたり、蕁麻疹みたいな感じになり、かゆみも出てきます。
ウルシを触ってしまったら、できるだけ早くきれいな水で洗い流し、かぶれた部分を冷やしながら病院に行って処置をしてもらいましょう。
山菜採りに行くときはタラの芽もどきには十分注意しましょう。
服装も長袖長ズボンで軍手をし、肌を見せない格好で楽しんでください。
まとめ
タラの芽もどきを恐れてタラの芽を敬遠するのはすごくもったいないです。スーパーに売っているタラの芽の中にタラの芽もどきが並ぶことはありません。心配な場合は採りに行くのではなく、スーパーなどで購入しましょう。
もし、山菜採りに行くときは、山菜採りに慣れている人と一緒に行くことをおすすめします。タラの芽もどきはウルシです。山菜採りに行ってウルシが近くにあるだけで肌がかぶれることもあります。食べなくてもこれだけの被害をもたらすウルシなので、山菜採りに慣れた人が一緒にいれば、ウルシを避けたルートで山菜採りをすることができると思います。
山菜採りは楽しいですが、肌がかぶれたりすると嫌な想い出に変わってしまいます。タラの芽もどきには注意して、楽しい、食べておいしいタラの芽をぜひ春先に食べてください。
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