478呼吸法は、1回1分程度でできる呼吸法で、リラックス効果があります。
ですが、動悸やめまいがしたり、苦しくなったりして危険だという話もあります。
これはなぜなのでしょうか。
胸での呼吸のやりすぎは注意で危険だと言われる理由と対策について、調べたことをシェアしたいと思います。
478呼吸法が危険な理由
478呼吸法で深い呼吸をしていると、過呼吸のような状態になったり、気分が悪くなったり、動悸やめまいがしたりすることがあります。
これは、主に胸で呼吸をする「胸式呼吸」のまま478呼吸法を続けると、1回の呼吸による換気量が下がるためです。
横隔膜の使い方が不十分で、必要な酸素が十分に吸えていないことが原因です。
このようなことから、478呼吸法は危険だということが言われています。
478呼吸法が苦しいと感じるならどうすればいいの?
少しずつ慣らす
478呼吸法は回数をたくさんこなせばこなすほど、良い効果があるというものではありません。
焦って1日に何度も行っても、あまり意味はないものです。
それどころか、日中やりすぎると夜、眠れなくなることもあるといいます。
これは自立神経のリズムが、日中、478呼吸法をすることにより交感神経、 副交感神経に影響し、自立神経のリズムを崩してしまうためです。
十分に慣れるまでやりすぎず、1日2回くらいから少しずつ慣らしていきます。
多くの回数を行うよりも、ゆっくり自分のペースで深い呼吸をマスターしていきます。
量より質、を意識し、深い呼吸をきちんとすることが大切です。
他の呼吸法を実施する
他の呼吸法を試し、併用してみるのもひとつの方法です。
例えば、「丹田呼吸法」は日本で古くから行われている呼吸法です。
丹田というのは、おへその下辺りにあるツボのことで、丹田呼吸法ではこの辺りに息が溜まるように息を吸います。
また、ヨガで用いられる「カパラバディ呼吸法」というのもあります。
これは息を吐く時に腹筋を強く収縮させる呼吸法です。
478呼吸法ほどの様々な効果はないかもしれませんが、呼吸に意識を向けることにより、リラックスの効果は期待できます。
まとめ
ストレスや不安が大きい時には、無意識の内に呼吸が浅くなり、いつの間 にか脳に届く酸素は不足してしまいます。
そうなると、集中力が低下したり、良質の睡眠が取れなくなったりと私た ちの生活に影響してきます。
478呼吸法のような深い呼吸は、リラックス効果があり、睡眠改善や集中力 アップにつながるだけではなく、血流を改善したり、体幹が強化されて姿 勢がよくなったりと心身によい影響を与えます。
焦らず自分のペースでマスターし、心身の健康に役立てていきましょう。
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